ランドクルーザー250カスタマイズ、いよいよコンプリート…か?

去る6月16日、JAOSオフィシャルサイトが約9年ぶりにリニューアルいたしました。
各コンテンツにアクセスしやすいレイアウトなど
ユーザーファーストな構成となって(目指して)おりますので、まだ一部に機能制限が残る“プレオープン”な状態ではありますがこれまで以上にご訪問いただければ幸いです。
…ですが
これまでコンテンツの奥の方にこっそり?配置されていたのをいいことに? 数か月に一度ののんびり更新としていた当コラムでしたが、今回のリニューアルによってトップページに表示されるようになり、あまり更新が進んでいない状態は少々見栄えが悪い(汗
そんなわけでもう少し頻度を上げて更新出来るよう努力いたしますので今後ともどうぞよろしくお願いします。
さておき
昨年の当コラム「ランドクルーザー250カスタマイズ、ただいまフェーズ2を準備中」でご紹介していたランドクルーザー250用の2つのアイテム。
▲JAOSノーズプロテクター
▲JAOSバンパーコーナーガーニッシュ
…がリリースとなりました。
元のイメージはこんな感じでした。
こちらは新アポロ刊ランドクルーザーカスタムブック用に23年11月に描き起こしたものですが、社内商品検討会用に初めて起こしたスケッチ製作は同年8月の日付となっていますのでまぁ色々と事情があったとはいえ、リリースまで実に2年近い時間がかかった訳です。
バンパーコーナーガーニッシュはほぼイメージスケッチの通りに商品化となりましたが、ノーズプロテクターはスケッチをご覧いただくとわかる通り実は当初はグリルガーニッシュとして設定する予定でした。
最近のモデルはグリルにカメラやセンサーが登載されていることが多いためカスタマイズグリルの開発が年々難しくなっており、ランドクルーザー250についても交換ではなくLEDマーカーをマウントするガーニッシュ(カバー)をグリルの上からかぶす…というコンセプトで開発を始めたました。
ところが商品検討を始めるとグリルの加工がかなり難しくなるであろう事が判明。
ジャオス商品は特別な加工をなるべく必要としないで装着できることを前提に設計開発しています。
(全く無加工…という訳にはいかない商品もありますが“前提”としては…という話です。
そこで、取り外しの出来るフードトップモールとの交換にしよう…ということ改めて設計開発したのが、この度リリースしたJAOSノーズプロテクターです。
結果、純正グリルをいじめることなくフロントビューのボリュームアップにもなったので、こちら(グリルではなくフードトップモール対象にした)の選択に間違いはなかったのではないかと。
使用しているオレンジのマーカーはJAOSロゴの入ったオリジナルの国産品です。
そしてもう一つの新アイテムはJAOSバンパーコーナーガーニッシュ。
こちらは、ランドクルーザー250特有の部位ごとに分かれた(部品交換しやすい)バンパー構成から発案されたエクステリアパーツ。
表面的なデザインは社内的にかなり好評で初期イメージのまま商品化に進んだのですが取付方法が問題となりました。
というのも、樹脂部品の装着方法は「両面テープ+機械留め(ねじ止め)」が一般的ですが、両面テープを使用するには「テープ代(しろ)」が必要となります。
ところが、スケッチのバンパーコーナーガーニッシュはデザイン的な可否はさておき、使用を予定していたLEDランプを組み込むと面積的に有効なテープ代を確保できないことがわかりました。
ジャオスの樹脂製品で現在主流になっているのは「真空成形」。
熱して柔軟化したABS樹脂の板を型の上に被せ、真空化によって型に密着させて成型する方法です。
アフターパーツとして従来主流だったFRPと比べるとメリットのたくさんある成形方法ですが、「一方向に離型する」というその方法上、基本的にはすぼまった形状や裏面のある形状は成形できません。
※真空成形イメージ
※型を分割にしたり、別部品を使うなどして解決する方法もあります
つまり、製品の外側にテープ代を配置しなくてはならず、限られた面積の中にLEDランプを配置するバンパーコーナーガーニッシュが成立しないのです。
…となると商品化を諦めることも選択肢に入ってくるのですが、今回のバンパーコーナーガーニッシュは前記した通り社内的に好評なのでどうしても商品化したい。
そこで採用したのが「ブロー成形」という成型方法でした。
型の中で柔軟化した袋状の樹脂(つまり風船)を膨らませて成形するブロー成形の場合、裏形状を作れるので、外側にテープ代を設ける必要がないのです。
※ブロー成形イメージ
※裏形状をテープ代としたブロー成形品の装着イメージ
真空成形と比較すると初期費用の掛かるブロー成形ですが(だからアフターパーツではあまり採用されません)今回はランドクルーザー250に対する我々の思いを込めて採用することとなりました。
お客様は装着前のパーツをご覧になることはあまりないと思いますが、もし機会がありましたら端部や裏側まできれいに成形されているバンパーコーナーガーニッシュ単品をご覧になってみてください。
そんなこんな
約2年近くの開発期間と我々の想いが詰まった2つのランドクルーザー250用パーツがリリースとなりました。
同車ユーザーの皆様も、首を長くして納車をお待ちの皆様もぜひ愛車への装着をご検討ください。
で
これでコンプリートかと思いきや、いよいよお待たせしていた“アレ”がリリース間近となってきました!
先日、富士スピードウェイで行われた「ランドクルーザーフェス2025」でもたくさんのお問い合わせをいだいた…
BATTLEZリフトアップセット!
▲ 形状の近いランドクルーザー300用のリフトアップセット
長らくお待ちいただいたに相応しい内容にて近日リリースする予定。
多分、7月11日(金)の群馬パーツショーが最短の受注可能日になると思います。
ということでランドクルーザー250 “ JAOS style ” コンプリートまであと一歩。
ランドクルーザー250用BATTLEZリフトアップセットについては、また次の機会にお話ししたいと思います
▲ランドクルーザー250 ZX First ED “ JAOS style “
▲ランドクルーザー250 VX “ JAOS style “